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医療・医薬業界人の「つながる場」第11回 7月27日 開催

医療・医薬業界で今起きている「つながり」、今後の方向性を知りたい方
実際に「つながり」を作りたい方へ

昨今、医療政策や業界再編など大きな変化が起こっています。
今後は医療分野内での連携、医療と介護や健康増進・予防など
周辺領域との連携が加速する時代になっていくと予想されます。
「ぼうふらの会」で親しまれてきました本会は、2012年より10回の開催を重ね、
今までにのべ50人の講演をお届けしてきました。
第11回目の今回は「医療・医薬業界を”つなぐ”」をテーマに開催いたします。
■ 本会に参加すると次のようなことが得られます

1.現場で起きている新鮮な「情報」

医療・医薬業界の現場で活躍中の方々より、
現場で取組んでいる「つながり」の内容や
いま目の当たりにしている「業界内・業界間のつながり」など、
「生の話」を講演いただきます。

2.異なる立場からの多面的な「視点」

立場の異なる5人の業界人から、
それぞれの職場で感じていること、
本来はこうあるべきという、
本音の意見を聞けるチャンスです。
さらに、
「Q&Aコーナー」では、みなさんの意見を深めていただきます。

3.医療・医薬業界人との「つながり」

講演者も参加する「懇親会」は、
計50名ほどの参加者との交流の場です。
普段の仕事では知り合うことのない、
業界内の人脈を拡げる機会です。
■ 今回の5人の業界人による15分ミニ講演の概要

患者の真の「健康」「ケア」に向き合う時代に、我々が業界を越えて取組むべきこと

経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 室長補佐 藤岡 雅美 氏

疾病構造の変化により、患者への向き合い方は大きな転換点を迎えます。
加えて、再生医療や分子標的薬など、様々な技術革新により、
治療方法は劇的に変化するとともに、
治療や薬剤に頼る従来型の“医療”には限界が来ようともしています。
こうした医療環境の予測に対して今から議論すべきことは何でしょうか?
例えば、医薬品を費用対効果という観点から活用方法を見直す。
あるいは、緩和ケアなど、QOL(生活の質)の向上
といった患者視点からの治療方法の見直し。
つまり、今までとは違う視点からの抜本的な改革が求められます。
2013年の医科診療費の内訳は、
1位:生活習慣病、2位:老化に伴う疾患、3位:精神・神経の疾患
「異物を排除」する治療ではなく、自らの体と向き合っていくアプローチが求められます。
予防」や「健康管理」サービスへの期待は高まり、
行動変容」というキーワードが浮き彫りになってきます。
もし、企業が経営視点から健康管理に取り組むようになったら、
多くの人々の行動を「予防」や「健康管理」に誘導できるでしょう。
今回は、これからの医療環境を予測いただき、
医療分野に限定しない医療へのアプローチについてお話いただきます。

企業倫理とMRの人材育成

株式会社大塚製薬工場  総務部 業務渉外担当部長 / 日本経営倫理士協会 常務理事 北村 和敏 氏

医薬品業界も例外ではなく、不祥事が続発し
自主規制だけでは、社会は許してくれなくなっています。
臨床研究法しかり販売情報提供活動に関するガイドライン(案)しかりです。

業界はこれまで法律・規約・コードが出来るたびに
コンプライアンス・プログラムガイドラインの改訂を実施し、
体制作りに追われてきました。まるでイタチごっこ状態です。

地雷を踏まないためのリスク管理と同時に
業務へのモチベーション&イノベーションをやっていくためには
人材育成以外にないと思います。

そのためには意識の変革への更なる実践的な学習を
普段の業務にビルトインすることが不可欠です。

1,500施設の導入実績から考える地域連携システムの5つのポイント

Dr.JOY株式会社 代表取締役社長 / 医師 石松 宏章 氏

地域医療連携の重要性が叫ばれて久しいですが、
地域連携に役立つシステム選定のポイントについての議論は多くありません。
医療分野におけるソフトウェア開発および運用を手掛けるDr.JOY株式会社は、
これまで1,500施設に地域連携のシステムを導入しています。
本講演では、その実績から得た知見をもとに
5つの重要なポイントについてお話いただきます。

働き盛りのビジネスマンの健康を守る、便利で通いやすい都心クリニック

慶應義塾大学病院 精神科 医師 / MIZENクリニック豊洲 院長 田澤 雄基 氏

70歳代以降の人生を健康に過ごせるかどうかは
20~50歳代の予防が鍵です。具体的には、
健康診断の注意を要する判定や生活習慣病などを放置しないことです。
しかし、今までの病院のように
待ち時間が長く、診療が昼間に限定されていたのでは、
忙しいビジネスマンが予防のために
気軽に病院に行くことなどできるでしょうか?
そこで、「医師」「研究者」「起業家」の3つの顔を持つ
田澤氏が開業したのが、「都心の夜間診療」クリニック。
ビジネスマンが通いやすい時間帯の診療を実現しただけでなく、
インターネットを活用した「待たないクリニック」を実現しました。
今回は、すでに実現しているビジネスマンと医師とのつながり、
そのために使用しているテクノロジー、
目指している世界観についてお話いただきます。

希少難治性疾患の患者と家族のQOL

特定非営利活動法人 ASrid 研究員 / 東京大学 医学系研究科 博士課程 江本 駿 氏

7,000種類あるともいわれている「希少疾患」は、
どこに患者がいるのかわからないため、
患者、医者、研究者、製薬会社、行政など
の間でつながりが持ちにくく、
情報は不足し、研究が進まない分野です。
そのため、患者は「生きづらさ」「治りづらさ」を抱え、
精神的にも肉体的にもストレスを感じながら生活しています。
昨今、患者会の活発化やゲノム医療や再生医療の進歩により、
様々なステークホルダーをつなぐことによって
QOLの向上や新たな治療への可能性が見えてきました。
今回は、医学研究者で元患者でもある江本氏から、
患者がいきいきと生活できる社会を作るための
患者と研究者をつなぐ活動を紹介いただきます。
■ 第11回 医療・医薬業界人の”つながる場” 開催概要
【日時】
2018年7月27日(金) 18:00~21:00
17:30 開場
18:00−19:25 ミニ講演(5人)
19:30−20:00 質疑&応答
20:00−21:00 懇親会(飲食付き)
【場所】
株式会社ネクスウェイ セミナールーム
〒105-0001
東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル 5F
【アクセス】
地下鉄 日比谷線「神谷町駅」より2分/南北線「六本木一丁目駅」より7分
地図:こちら
【参加費】(税込)
6月30日までの早期申込: 5,000円
・7月1日~7月26日の申込: 6,000円
 ■ 参加者の感想
  • 普段お聞き出来ない内容で興味深いものでした。
  • 自分の知らない分やが沢山あり驚いていると同時に勉強不足、無知だと感じました
  • テーマと演者の多様性が高く様々な情報が得られて刺激になりました
  • 医療と技術、IoT、AI等がこんなにつながっているものとは知りませんでした
  • やはり義務感ではなく、正義だけではなく、行動変容を生み出す、事へ向けていくにはちょっとした人間味がいるのだなあと気付きました
  • これまで自分が知らなかった分野において「こんなこともやっているんだ」という気付きが多かったです。
  • 多面的なご活動についての情報を入手でき、直接・間接的に業務や人生に活かせると思いました。
  • 患者さんのためになる事に全てがつながっているシステム、考え方である事が分かりました。工夫によってイノベーションが図れると思いました。
  • それぞれの演者のかたのプロジェクトの進め方、視点、価値の置き方などが学びとなりました
  • これから立ち上げようと思っている事業に対して大きなヒントが得られました
  • 日本の今後の医療がどの様に向かうのか、その中でのビジネスが(どの様なビジネスがうまれるか)参考になった
  • 医療周辺に関する情報はなかなかまとまって聞けないため、非常に貴重な機会でした。
  • 自分の見ている世界・業界がいかに狭いかがよくわかりました。もっと色々な世界について学び引出を増やすよう頑張ります
  • ITの進化が製薬業界にパラダイムシフトを起こしつつある
  • 業界全体で意見交換する場が作られていることが良いものだなと思った
  • 1990年代生まれ若手(演者)の皆様の頑張りをみると日本も捨てたものではないと思えます。
  • 活発なグループディスカッションができて有意義です!!
  • 初めての参加でしたが、今後も参加したいと思える楽しく「つながる」ことができる会だと思いました。
  • テクノロジーの活用が増えている事、Dr.がみずから開発/アイデア出している事に驚きました。
  • つなぐというテーマにそったすばらしい人選であったと思います
  • それぞれの分野でまだ課題、やれることは多いなというイメージを持ちました
  • 何か新しいことが自分にできないかとワクワクしました
  • 参加者の方も非常にきさくでリラックスして参加できました


[主催]株式会社コラボプラン
[共催]株式会社ネクスウェイ
[メディア協力]株式会社ミクス