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リーダーの「人間力」とマネジメントの「しくみ」で組織力を向上します

ライフシステム・デザイン(2019年5~7月 プロトタイプp1)

2019年5月期(p1)の参加者募集は、2019年5月15日で終了しています。

2019年11月期(p2)の参加者募集は、こちらをご覧ください。

慶應義塾大学SDM研究科附属SDM研究所主催

研究科の広報ページはコチラをクリック

背景の写真は、1-3月に実施したプロトタイプp0のワークショップ風景です。

人生100年時代のライフをシステムとしてデザインする

人生100年時代を迎え、自分らしい人生の送り方も多様化しつつあります。
40歳-60歳代が活躍し続ける後半生とはどのようなものか?

誰もが、既に世の中に貢献できるスキルや知識を積み重ねてきています。
そして、年齢を重ねることによって、家庭の事情、人生の優先順位、自分の人生観や人間関係も変化しています。

今回のプログラムは、「40歳-60歳代で、60歳代以降も活躍し続けたい方」に自らの人生を一つのシステムとしてとらえ直す機会を提供します。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で研究に用いる手法を活用し、今までの人生を振り返り、他者の事例を参考にし、次の人生をデザインすることを目指します。

システムデザイン・マネジメント(SDM)とは何か

本研究科は、慶應義塾の創立150年である2008年に設立されました。
さまざまな課題をシステムとして解決する人材を育成し、実際の課題解決を行うことを目的としています。
研究科についてご関心のある方は、書籍『システムデザイン・マネジメントとは何か(研究科編)』を参考にしてください。

本プログラムの位置づけ

本プログラム・p1は、公開プログラムを開発するために開催する2回目のプロトタイプであり、そのための実験的な試みを含みます。
今回は、1回目とは異なる手法を用いた構成になっています。
1回目のプロトタイプp0についてはこちらをご参照ください。

【受講生募集】

  • 募集は、4月下旬に開始します。費用などの条件については、募集開始時に広報します。
  • 本プログラムは、有料プログラムです。
    実験的な要素を含むことを考慮し、今後の公開プログラムよりもおさえた価格設定にしています。
  • 最少催行人数は6名、定員は16名です。
  • 本プログラムは、受講生の多様性を重視しています。

応募条件

  • 自らのライフシステムをSDMの手法を活用してデザインすることを希望する方。
  • 講師や他の受講者との対話と議論に参加する意欲のある方。
  • 新しいやり方や他者の経験に対して好奇心を持ち、違和感を感じたときにもそれを楽しめる方。
  • メールとfacebookを利用可能な方。(諸連絡、セッション前後の情報の共有に使います。)
  • プログラムは、概ね40歳-60歳代の受講者を想定して設計します。
    ただし、前後の30代や70代も含めた幅広い年代の受講を歓迎します。
  • 応募が定員を超える場合は、コーディネータの判断で選抜をさせていただく場合があります。
    年齢、ご経験、ご活躍の分野、SDM研究科との関係などを参考にいたします。

受講費

  • 6万円(税別)

プロトタイプ開催の受講者に関する留意事項

  • プログラムの評価とそのフィードバックの協力をお願いします。
  • プログラムで作成した成果物、参加風景を撮影した写真や動画を、後続プログラムのためのサンプルや広報に使用するお願いをする場合があります。

【お申込み】

受付開始 4月24日(水)

1次締切 5月8日(水)  終了

2次締切 5月15日(水)  終了

【プログラムデザイン】

  • 毎回のプログラムは、原則として、講師からのレクチャー(講義)と受講生が自らワークを行うワークショップで構成されます。
  • 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の教育・研究で使用される手法・ツールを用います。
    ワークショップでは、アイデアの質を上げていくための発散と収束の繰り返しや、「コンテキストダイアグラム」・「バリューグラフ」・強制連想法を取り入れたワークを予定しています。
    ツール全般については、書籍『システム×デザイン思考で世界を変える(編著:SDM教授・前野隆司)』が参考になります。
  • 受講生が分析しデザインする対象は、自らのライフシステム(人生)です。
    講師や他の受講生のライフシステムは、フィールドワークで収集する事例・素材として位置づけます。
    個人の人生についての分析や整理の導入と最終的なアウトプットについては、コーディネータの本間浩一がワークショップの経験を重ねてきた「自分史活用」の領域の知見を用います。

【p1のスケジュール】 水曜日 朝7:00-10:10

  • [Day1]2019/5/29(水)
  • [Day2]2019/6/12(水)
  • [Day3]2019/6/19(水)
  • [Day4]2019/7/3(水)
  • [Day5]2019/7/10(水)
  • [Day6]2019/7/17(水)

【内容】(受講決定後、詳細をお伝えします。)

※下記のセッション以外に、各回の前後に課題検討のための数時間を確保する必要があります。

[Day1]2019/5/29(水)7:00-10:10

<1-1> 7:00-8:30 「システムデザイン・マネジメントの考え方」 レクチャー (白坂 成功)

  • 「ライフシステム」をシステムとして考える視点の提示。

<1-2> 8:40-10:10 「自分史」ワークショップ(本間 浩一)

  • 人生で起きた過去の出来事を時間軸で再評価する。
  • 人生の中の”時代”を識別する。

[Day2]2019/6/12(水)7:00-10:10

<2-1> 7:00-8:30 「システムデザイン・マネジメントの考え方」レクチャー (狼 嘉彰)

  • システムデザイン・マネジメントにおけるV字モデルとは。
  • 講師の人生を事例として聞き、自分の人生設計の参考にする。

<2-2> 8:40-10:10 「ライフシステムのリソース」ワークショップ(赤羽 裕子)

  • 人生で獲得・涵養してきたリソースを認識する。

[Day3]2019/6/19(水)7:00-10:10

<3-1> 7:00-8:30 「システムデザイン・マネジメントの考え方」レクチャー (日比谷 孟俊)

  • 工学的、社会的な事象に加えて、個人の人生も「システム」としてとらえる視点の提示。
  • 講師の人生を事例として聞き、自分の人生設計の参考にする。

<3-2> 8:40-10:10 「人間関係のリソース」ワークショップ(河村 庸子)

  • 人生のリソースの中から”人間関係”に焦点をあて、交流分析の手法を使って理解する。

[Day4]2019/7/3(水)7:00-10:10

<4-1> 7:00-8:30 「ライフシステムのイノベーション」レクチャー(白坂 成功)

<4-2> 8:40-10:10 「ライフシステムのバリュー」ワークショップ(中田 実紀子)

  • 人生で大切にしてきたバリューを認識する。

[Day5]2019/7/10(水)7:00-10:10

<5-1> 7:00-8:30 「ライフシステムの解空間の拡張」ワークショップ(中田 実紀子)

  • 認識したリソースとバリューから、未来の可能性について考える。

<5-2> 8:40-10:10 「スピーチへの統合」ワークショップ(赤羽 裕子、本間 浩一)

  • デザインした自らの未来を、”言葉”としてかたちにする。

[Day6]2019/7/17(水)7:00-10:10

<6-1> 7:00-7:30 発表準備

<6-2> 7:40-10:10  「ライフシステム・デザイン」発表会 (司会:本間 浩一)

  • 自ら描いた「ライフシステム・デザイン」を語る。
  • 受講者以外の観客が参加予定

【講師】50音順

赤羽 裕子(あかはね ゆうこ)

講師、および本プログラムのコーディネータ

慶應義塾大学SDM研究所 研究員 / 株式会社羽田未来総合研究所 創生事業戦略部

慶應義塾大学法学部(田村次朗ゼミ)卒。株式会社リクルート、慶應義塾福沢諭吉記念文明塾事務局に勤務の後、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科前期博士課程修了を経て現職。
修士論文:「コンテキスト図を使用した人間関係可視化手法の提案 : 死別喪失からのレジリエンス向上をめざして」

狼 嘉彰(おおかみ よしあき)

講師

前慶應義塾大学SDM研究科委員長・教授、東京工業大学名誉教授

元宇宙開発事業団技術研究本部 研究総監 SDM研究所顧問、講師科学技術庁航空宇宙技術研究所主任研究官、東京工業大学工学部機械宇宙学科教授、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授を経て、現在同大学院SDM研究科委員長(2008年4月-2011年3月)。この間、米国カリフォルニア大学(UCLA)客員研究員・NASAフェロー、宇宙開発事業団技術研究本部研究総監。人工衛星の姿勢制御、大規模宇宙構造物のダイナミクスと制御の研究、およびスペースシステム全般に関する先端技術の研究開発に携わる。

河村 庸子(かわむら ようこ)

ゲスト講師

株式会社コラボプラン 代表取締役

元(株)リクルート:大規模プロジェクト、グローバル案件、マネジメントを経験し2012年に独立
[専門分野]マネジメントの「しくみ」と「人間力」向上を通じた組織の成果を出す支援。
[資格]英国国立レスター大学 MBA/米国NLP協会認定 トレーナーアソシエイト/米国NLP協会認定 コーチ/チームフロー認定 コーチ/日本交流分析協会認定 交流分析士
[著書]「生産性マネジャーの教科書」「今いる人で目標を超える リーダーの戦術ノート」(クロスメディア・パブリッシング)

白坂 成功(しらさか せいこう)

講師、および本プログラムの責任者

慶應義塾大学SDM研究科 教授

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 修士課程修了。
その後、三菱電機株式会社にて宇宙開発に従事。技術試験衛星VII型(ETS-VII)、宇宙ステーション補給機(HTV)等の開発に参加。特にHTVの開発では初期設計から初号機ミッション完了まで携わる。途中1年8ヶ月間、欧州の人工衛星開発メーカに駐在し、欧州宇宙機関(ESA)向けの開発に参加。「こうのとり」(HTV: H-II TransferVehicle)開発では多くの賞を受賞。
2004年度より慶應義塾大学にてシステムエンジニアリングの教鞭をとり、2011年度より現職。

インタビュー

TED×Utokyo

中田 実紀子(なかだ みきこ)

講師

慶應義塾大学大学院SDM研究科 特任助教 / Office DeMI 代表社員/ Synspective Inc. IP & Legal Specialist

本田技研工業株式会社知的財産部で基礎研究における契約交渉などを担当。その後、三越伊勢丹ホールディングスにて、社長直下のプロジェクトマネジメントに従事。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科前期博士課程修了を経て現職。
修士論文:「システムエンジニアリングを用いたイベント設計プロセス提案」

日比谷 孟俊(ひびや たけとし)

講師

慶應義塾大学SDM研究所顧問/講師

元・教授、元・首都大学東京システムデザイン研究科教授。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。
[専門分野]大規模科学研究におけるシステムデザイン。
海外を含むロケットや航空機を利用した多数の微小重力実験を経験。
定年退職後、2016年に博士(文学)の学位を取得。(論文題目:「吉原と江戸文化に関する研究」)
―妓楼和泉屋平左衛門を例として―[著書]『マイクログラビティ』(培風館)、江戸吉原の経営学など。

本間 浩一(ほんま こういち)

講師、および本プログラムのコーディネータ

慶應義塾大学SDM研究所 研究員 / 株式会社コラボプラン 取締役

東京大学理学系研究科地球物理学専攻修了。(株)リクルートに約20年勤務ののち独立。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科後期博士課程修了、学位取得。博士論文:「博物館という社会システムの発展に果たす市民の役割 : インターネットを使った支援の仕組みの提案」(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科2011.03)
著書:「ミュージアムのソーシャル・ネットワーキング」(樹村房、2018.10)

 【会場】

慶應義塾大学 日吉キャンパス 「協生館」3階(システムデザイン・マネジメント研究科内)
教室については、受講決定後に受講者にご連絡します。

  • 所在地         〒223-8526 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
  • アクセス      東急東横線・東急目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅 徒歩 1分


 【受講生の声】

2019年1-3月に実施したプロトタイプp0の受講者14名の声の抜粋です。今回のp1は、いただいた声を参考に内容を再設計しています。

◆このプログラムの良い所

  • 安全安心な空気感
  • 年齢層が様々である
  • 多様な参加者
  • 自分一人ではなし得ない、自分の中を俯瞰できること。
  • 多くの仲間と知り合える
  • 多様な人々が参加し、お互いに刺激しあえることが良い。
  • 毎回違う方との交流ができたので、色々な方の意見、考え方に触れることができたことが良かったです。
  • 自由な意見の吐き出し、活発な議論が交わされていた点
  • 人生の先輩の物語を知ることができる
  • 自分を振り返る・価値観を知る等、様々なステップを経ることで自分のライフプランを多角的に検討出来たことはとても良かった。ワークで参加者からフィードバックをもらったり、他の方の話を聞くことがとても自分のプランを考える上で参考となった。
  • さまざまな視点からライフシステムについて考察できる。
  • 一つ一つのワークが深く分析に富んでいること
  • 自己認識の手段を学べる
  • 1つのテーマ毎に日が分かれていること(熟成期間がある)
  • 自分の人生の振り返りや、価値観などのワークがたくさん盛り込まれているので、自分を客観視するためにはよいコンテンツだと思います。
  • 授業構成が分かりやすい
  • 専門性の高い内容

◆このプログラムが役立つ人

  • 自分のこれまで生きてきた人生を一度俯瞰する機会を欲する人
  • 一生懸命生きてきたのに、これからどう生きてゆくか悩んでいる人
  • 人生のフェーズの岐路に立っている人
  • 終活を行なっている人は十分役立つと思います。
  • 仕事や家庭など、課題を抱えており、主体的に解決を心がけている人
  • 物事を構造化、階層化して理解したいと潜在的に思っているが、そのスキルが身についていない人
  • 自己対話が必要なタイミングの人。
  • 人生に転機を迎えている人。
  • 軸がある人、ポジティブな人、好奇心が強い人、何かを求めるためにみずから動く人、自己開示ができる人
  • これまで自分の人生を振り返る機会がない人。これからの人生に向けて一歩踏み出したいが、なかなかできない人
  • 自分はどうありたいかと言う、問いを常に持っていて向上心のある人。
  • 前向き、意識が高い、全てに好意的関心を持っている、傾聴、批判しない、変わりたいと思っている、迷っている、人生の転機にいる →職業や立場に関係なく、学びたい人には役に立つと思う
  • 人生の岐路に立って未来への方向性を定めたいと思っている人。
  • 自分に柔軟になれる人にはとても役立つとおもいます。

【プログラムに関する実務運営】
研究科のスタッフに加え、実務の一部を株式会社コラボプランが委託を受け運営しています。

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